6日、モスクワを訪問中のトランプ大統領の側近・ウィトコフ中東担当特使がプーチン大統領と3時間にわたって会談を行った。レビット報道官は「トランプ大統領と会談したいという意向がロシア側から伝えられた。トランプ氏はプーチン大統領そしてゼレンスキー大統領との会談に前向きだ」と述べた。対するロシア側も7日にウシャコフ大統領補佐官が「アメリカ側の提案により近日中に最高レベルの二国間会談を開催することで原則的に合意した」と述べた。トランプ大統領とプーチン大統領の首脳会談が現実味を帯びてきた。開催場所についてプーチン大統領はUAE(アラブ首長国連邦)のムハンマド大統領との会談後、「我々には多くの友人がいて会談の開催を支援してくれようとしている。UAEの大統領もそのひとりだ」と答えており、米露首脳会談の候補地の一つとして中東のUAEが浮上している。プーチン大統領はICC(国際刑事裁判所)から逮捕状が出されているが、UAEはICCに加盟していない。米露首脳会談は本当に実現するのか。また、ゼレンスキー大統領を含めて3者会談の可能性も浮上している。