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「マーケット・ストラテジィ・インスティチュート」 のテレビ露出情報

マーケット・ストラテジィ・インスティチュートの亀井さんの解説。きょうのテーマは「金相場 歴史的上昇の背景」。3-4月にかけて2,000円以上上昇するなど国内の税込み金価格は一時1万3,000円を突破した。要因はインフレなど不透明な世界経済の環境・地政学リスクなどもあったが、最も大きいのは円安。ドル円相場が1円動くと国内金価格は74円ほど変動する。金は高値でも買いが続いた。今後はドル建てで2,700ドルを見込んでおり、為替を150円とすると税込み1万4,300円程度を見込まれる。NY金先物は一時的な上昇局面となっており、対極的な上昇相場は継続する見込み。底層流とは中国・インドなどの新興国を中心とした新興国中央銀行の買いで、これが金価格を支えている。今年の第1四半期は第1四半期としては過去最高の290トンの買いだった。加盟さんは「金価格が上がるに連れ、中央銀行といえど買いが落ちるのかなと思っていたが、この数字は驚きだった」と述べた。中央銀行の買いが続いている理由は通過価値の希薄化。1971年のニクソンショック以降、FRBは自由にドルを発行しているが、2000年代に入ってからのバブルの生成と破裂を繰り返す中出発行量は増えていき、新型コロナパンデミック後は爆発的に増えた。新興国中央銀行は基軸通貨・ドルの先行きを懸念し、自由に刷れないゴールドに外貨準備の構成を変えていった。これは戦略的な買いのため、高値でもあまり気にしない。
先日のFOMCで利下げ観測が後退したが、金市場に与える影響について。FRBの”次の一手”は利下げというのが基本シナリオ。金市場にとっては不透明感が残るものの、今回のパウエル発言は上昇への一定の歯止めになったとみられる。ただ、高金利が続くため金にとってはマイナスとなる。ここで注目されるのは4月のISM製造業景況指数。49.2で好不況の分かれ目の50を割ったが、個別項目の仕入れなどを負担する支払価格が6.9と前月比5.1ポイント上昇した。これが金にとって上がりやすい条件となっている。亀井さんが今年2,700ドルまで上がると予想する理由については「いままで金を手放していた欧米の投資家が買い手として金市場に復活するのではないかと思う。欧米の投資家はここまで金のETFを8期連続売り越している。特にヨーロッパの投資家の売りが当初は進んだが、2018年-19年頃に中央国の国債利回りがマイナス利回りで償還まで持っていると損をするという状況で、そうなると金利を産まない金も『買える』となり、ヨーロッパの年金を中心に金ETFを買っていたが、その後経済の正常化とともに金利がプラスとなり今はETFを流用して主要国の国債に戻るということで逆に金ETFが売られている。もともと年金は金よりも安定的な主要国の国債を好むので、それに戻しているということ。ただ、年明け以降アメリカの経済が予想外に好調で株価が高騰した。ここにヨーロッパ以外の北米でも金ETFが増えてくるという感じで、ヨーロッパの機関投資家も合わせて金ETFを売っているということ。今後はアメリカが仮に利下げに転じることになると、おそらく彼らも一定して買いに転じるんじゃないかと思う。そうなると参加者が戻る→金価格の押し上げ要因に年後半はなるのではないかと思う」などと話した。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年7月25日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京
モーサテプロの眼
モーサテプレミアムのお知らせ。31日20:00「ゴールド相場はバブルか?歴史的高騰の先を見通す」。詳しくば番組HP。

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