野菜の価格高騰が続く中、短い期間で収穫できて、お買い得なミニ野菜が注目されている。スーパーマルサン・板清さんは「白菜が急激に上がっている、昨年と比べるとほぼ2倍」とコメント。茨城・常総市の白菜畑を取材。水不足の影響で白菜が空洞化。普通の白菜は4.5kgほどだが、空洞化の白菜は約2kg。白菜の規格は2.5kg以上のため、空洞化の白菜は規格外となってしまった。こちらの農園では売り上げが2割減少。街の人はカット野菜や冷凍の野菜を使っていると話した。一方、ミニ野菜という小さいサイズで成熟するよう品種改良された野菜を購入している人もいた。種類はミニ白菜、ミニ大根、ミニネギ、ミニロメインレタス、ミニキャベツなど。SNSでもかわいくて調理しやすいと話題になっている。千葉・我孫子市のあびこ農産物直売所「あびこん」では普通の白菜が200~300円で販売されているのに対し、ミニ白菜は1株80円。ミニ野菜は普通の野菜に比べ、価格が上下しにくいという。ミニ白菜は通常の半分の期間で育てられるため、悪天候の影響を受けるリスクも半減できる。あずま産直ネットは地元スーパーや直売所に卸しているほか、オイシックスの宅配サービスも行っている。ミニ野菜はかさばらないのもメリット。さらに芯まで柔らかく、捨てる部分が少ないという。ミニ白菜(ちっチャイ菜)は普通の白菜に比べ、ビタミンKが3倍、ビタミンCが2倍。栄養価が高いことも人気のひとつ。