ロシア政府はロシア国内で日本語教育などを行う「日本センター」に関する日ロ政府間の覚書の履行を停止すると発表した。ロシア政府の発表によるとミシュスチン首相は15日付で日本センターの活動に関して日本政府と交わした覚書の履行停止を命じた。日本センターはロシアに対する日本政府の支援の一環として1994年の極東ハバロフスクを皮切りにモスクワなど6カ所に設置され、日本政府の予算でロシア人向けのビジネス講座や日本語教育などを行ってきた。履行を停止するとしたのは2000年と2003年の覚書で理由は明らかにされてないが日本の対ロ制裁への対抗措置の可能性がある。今回の決定についてロシア外務省が日本側に通知するとしていて、今後日本センターの活動が困難になるおそれがある。