大阪関西万博の開幕まできょうで半年。約160の国と地域が参加し、来年4月13日から開催される大阪関西万博。参加国や企業などが自ら建設する70余りのパビリオンや大屋根リングの工事がピークを迎えている。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。会場の中心部には8人のプロデューサーが「いのち」をテーマにしたパビリオンをつくることになっている。そのうちの1人、大阪大学・石黒浩教授。ロボット工学の第一人者として知られている。パビリオンでは人間に似たロボット「アンドロイド」などの最先端技術が、生活空間に溶け込む様子を体験してもらう予定。一方で、万博の前売券の販売状況は低調で、目標の半分程度にとどまっている。きょうからは、来場する日時の予約が始まるほか、繁忙期ではない時期に予約なしで入場できる紙のチケットもコンビニなどで販売されるが、どのように関心を高め、集客につなげるかが大きな課題となっている。