イギリス政府による方針で、採算がとれない炭鉱は閉山となり、労働者はストライキを起こすも、最終的に失職する。「ビリー・エリオット」ではそんな炭鉱夫たちが光の中を歩むビリーを支えていくという。平子祐希は出身地であるいわき市を思い出し、「炭鉱が閉ざされるなか、スパリゾートハワイアンズを作った。彼らに教えてあげたかった」と述べた。和田氏は「ダンスの才能を開花させるビリーに対して、炭鉱の労働者たちは停滞したままで、対比が見事に表現されている」と話す。上村氏は「オーディションを経て選ばれた4人それぞれが演じるビリーを見比べるのも良い」と語った。