金原は今日の総括に、小学校の長い朝礼に始まり、制服や髪型を規制する校則、年功序列にサービス残業、と人生を通して「そういうものだから」と半ば強制的に押し付けられるものは枚挙に遑がない。しかしブラックボックス化してしまった建材販売のシステムはそこに利益が絡んでいる分、より堅固に違いない。そこに一筋のヒビを入れたミラタップの手法と入れ知恵は、業界を問わず、根拠が曖昧な習慣に抑圧され続けた人々に希望を与えるだろう。ここまでの道のりには相当な苦労があっただろうが、どんな嫌がらせを受けても、大量のピザを送りつけられても、しなやかにピザを食べてしまう山根さんなら、風通しのいい色の糞をしながら、これからも常識を覆し続けてくれるに違いない。「そういうものだから」への「なんでそうなの」が、笑われず真っ当に議論される未来を、一市民として願っているとした。
