外国籍を持つ人達のエジプト側への退避がラファ検問所で始まった。上川外相は、日本人10人とパレスチナ人の家族8人が退避したことを明らかにした。検問所の様子をフランスメディアが映像で伝えている。エジプト外務省は、ラファ検問所を通じて受け入れる外国籍の人は約7000人の見通しだとしている。今日2日も外国籍の人の退避が続いてい、全員の退避には時間がかかるとみられる。エジプトは広くパレスチナの人たちを受け入れることは困難だという考えは変わっていない。仮にエジプトがガザ地区から多くの人を受け入れれば、イスラエルによるガザ地区の支配につながり兼ねないという危機感が背景にある。マドブーリ首相は、「パレスチナ問題が亡き者にされることがあってはならない。これは世界に向けた明確なメッセージだ」と強調した。