独自の技術で生活を支える1次産業の復興に取り組む企業も現れている。農業ベンチャーのメビオールが開発したのは土をほとんど必要とせず使う水も少量で済むフィルム農法と呼ばれる新たな農法。ハイドロゲルというオムツに使われる素材が使用されていて、水分や養分を吸収することでフィルムが土の代わりになる。糖度や栄養価の高いトマトが栽培できる技術で、既に砂漠の多いUAEなどを含む約10か国で栽培を成功させている。ウクライナでは南部ヘルソン州にあるダムが2023年に決壊。元々スイカやトマトの産地で有名な地域で農地が大きな被害を受けた。そこで土をほとんど必要としないフィルム農法で農業の復興を支える。メビオールとウクライナの国立大学は去年、ウクライナ国内での栽培に成功。その成功を受け、今年ウクライナ政府と協力し260平方メートルのハウス栽培施設を立ち上げる予定で、実用化に向けて加速する。
住所: 神奈川県平塚市中原1-25-8
URL: http://www.mebiol.co.jp/
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