ウクライナが提唱する和平案を協議する「世界平和サミット」は16日、共同声明を採択し閉幕した。共同声明には、ロシアが占拠する原発の安全確保、食料安全保障、強制連行された市民の帰還の3項目が盛り込まれた。ウクライナなど各国は共同声明で国際的な結束を示し、ロシアへ外交圧力をかけたい考え。ただサウジアラビア、インド、南アフリカなどは共同声明の採択に署名しなかった。一方、ロシア・は、併合したと主張するウクライナ・東部と南部の4つの州とクリミア半島が「ロシア領」と国際条約で確認することを求めていて、戦争終結への道は見通せない状況。