観光地などに旅行者が集中するオーバーツーリズムがヨーロッパ各地でも問題になる中、フランスのルーブル美術館では16日、従業員が人手不足などに抗議してストライキを行い、数時間閉鎖される事態になった。ルーブル美術館には去年、約870万人が訪れたが、従業員はそんなに多くの入場者を迎えられる施設ではないとして改善を求めている。オーバーツーリズムを巡っては15日、リスボンで数千人規模のデモが発生。ヴェネツィアでは地元住人が新しいホテルの建設に反対した。バルセロナでは抗議デモ参加者が観光客に水鉄砲を噴射した。