パレスチナ人映画プロデューサーのモハマド・ババイさんはガザの状況を発信し続けている。撮影するのはガザ地区で生活する人の「リアル」。先月には家族を探す一家に密着した。ババイさんが特に印象的だと飾る16歳の少女は、1年半で母親と兄弟4人を亡くした。水も食料も不足していて、通信環境も悪い。イスラエル軍の攻撃がいつ来るかわからない中で、避難生活を続ける。少女はガザ地区最大の病院を訪れ、麻酔なしで体の破片を取り除いた。少女は医者を目指し、勉学に励むことが出来る日を夢見ている。ババイさんは今夜の「国際報道2025」に生出演する。