今回の運命の分岐点は事故が起きた1997年8月31日。元夫との結婚破綻後の絶望の中で起きたことだ。そして1つ目の視点はダイアナの元執事であるポール・バレルだ。ポール・バレルは18歳の時にイギリス王室に入り、10年間執事としてダイアナ妃に仕えたという。事故当時、ダイアナは新たな恋人とされたドディ・アルファイドとホテル リッツを食事のために訪れていた。しかし彼女がここにいることを知ったパパラッチが集まっていたという。しかし2人はホテルに泊まらず車でホテルを出た。そしてトンネル内で衝突事故を起こしてダイアナは死去した。
当時2人がホテルを出てドディ・アルファイドの自宅を目指していた理由について、ドディ・アルファイドの元執事のルネ・デロームは「あの日、ドディはダイアナ妃にプロポーズしようとしてた」と語った。ただポール・バレルは「ダイアナ妃は彼に好意は持っていたが、愛しているとは言ってなかった」と語った。2人の関係はマスコミに注目され、ダイアナ妃は王室に対して自分のメッセージは世界に届くということを誇示したい狙いがあったのではとポール・バレルは語った。ダイアナ妃とチャールズ皇太子の生活は厳しいもので、チャールズ皇太子の不倫を知っていたためだという。