7月26日にクーデターがおきたアフリカのニジェールではかつて総四国だったフランスに対しても国民の不満が高まっている。クーデターを受け欧米諸国が援助を打ち切るなどの対策を講じる中、関係を強化するのが中国だ。ニジェールではここ数年で橋や道路の建設など多額の援助を行ってきた。中国外務省の報道官はクーデターという言葉を使わず平和的に解決することを促した。また中国の習近平国家主席は先月22日、南アフリカのヨハネスブルグで開かれたBRICSの首脳会議に出席。それに合わせてアフリカの首脳らを集めた会合も開催した。欧米諸国を念頭に中国とアフリカ諸国の結束を強調。さらにアフリカの工業化と農業の近代化を支援すると表明した。さらに中国外務省アフリカ局の呉鵬総局長は記者らに対し「世界経済あるいは中国経済がどうなろうと中長期的な傾向として中国企業は多少のリスクを冒してでもアフリカに進出するつもりだ」と述べたという。中でもコンゴ民主共和国には積極的に投資をしているという。