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「モルタル」 のテレビ露出情報

近年、コンクリート構造物の老朽化に伴う危険が問題となって、補修工事のニーズが高まっている。モルタルはセメントと砂と水などを混ぜた建築材料で、従来から広く使われている工法ではあらかじめ材料を水と混ぜて吹き付けていた。住友大阪セメントがノズルの製造企業と共同開発した工法ではモルタル材料と水を別々のチューブで送り込んでノズルの手前で混ぜている。材料がサラサラしていて軽いのでチューブの長さを最長300mまで伸ばすことが可能になり、機材を現場近くに運ぶ必要がなくなり難所での作業性が向上した。また、高圧で大量の材料を送ることができるため、一度で20cm以上吹き付けることができる。
セメントを製造する過程ではエネルギー源の燃焼とは別に石灰石の化学反応によって二酸化炭素が排出されてしまう。住友大阪セメントは国立研究開発法人のグリーンイノベーション基金事業の一環としてセメント業界初の取り組みに挑んでいる。人工石灰石を作るためには酸化カルシウムと二酸化炭素が必要。製造過程で排出される二酸化炭素を原料に使うことで二酸化炭素排出の実質ゼロを目指している。カルシウムはゴミ焼却灰などから抽出される。人工石灰石を使った世界初の路面標示塗料や高品質な紙の開発に成功した。

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