1時限目は「成長する起業家の見極め方」を学ぶ。講義を聞くのは、会社を企業したばかりの人や企業を志す人など7人。「ベンチャーキャピタル」を簡単に言うと、「スタートアップ」と「お金の出し手になる人」を繋ぐ仕事。「ANRI」では現在、総額750億円以上のファンドを運用し、シード期と呼ばれる創業間もないスタートアップを中心に280社以上に投資している。家電製品などのレンタル事業を行う「レンティオ(創立2015年4月)」。創業期は売上が月10万。しかし、細かくナンバリングしてこのビジネスの性格が分かってると感じた佐俣さんは、投資させてもらったという。社員3人で創業したレンティオだが、10年目を迎えた今110人の社員が働き、月に14万人以上の客がサービスを利用してる。宇宙用作業ロボットの研究開発、製造を行う「GITAI(創立2016年7月)」。最初は簡単なロボットを作っていたが、佐俣さんは、社長・中ノ瀬さんが将来、偉大な起業家になるか真顔で詐欺をする人か何かすると感じ1.2億投資させてもらったという。結果、宇宙用作業ロボットの研究・開発・製造を行う会社に成長した。佐俣さんは、どのような成長に期待して投資先を決めているのか。「不確実性を愛する」という言葉を大事にしている。投資はどんなに頑張っても最後は独断と偏見になる。起業家には見えているまだ言語化できない未来がある。起業家が何を考えてどんなタイプか会って独断と偏見で決める。佐俣さんは、「賢さは、大事。自分が事業を成し遂げたときにどういうパラメーターが存在するのかというのを正確にバラバラにできる人。これができないと同じ失敗を繰り返す。」「大事なのは失敗しないことではなく失敗をもう1回しないこと。」と話した。「テレ東BIZ」では、1時限目の講義の拡大版を配信してる。来週金曜日19日に2時限目は「スタートアップを志す意味」と「起業家の成長を巡る厳しい現実」について佐俣アンリが語る。