16年前に誕生したのはiPhone、iPad、ヤフー。日本のIT社会を常にリードしてきたのは、ソフトバンクの孫正義。当時のソフトバンクは今と主力事業が違っていた。番組が始まった2006年は孫が大勝負に打って出た年だった。総額1兆7500億円でボーダフォン日本法人を買収し携帯事業に参入した。あまりの巨大な買収額に成功を疑う声も少なくなかった。2017年には10兆円規模の巨額資金で、ITやテクノロジー企業に投資を行うソフトバンク・ビジョン・ファンドを立ち上げた。携帯事業が稼ぎ頭だったソフトバンクグループの収益構造は一変し、劇的に資産を拡大してみせた。そして今挑戦するのは生成AIへの巨額投資。その投資を行う一社がAIを使った自動運転のスタートアップ企業。イギリス・ロンドンを拠点とする、人工知能を活用した自動運転技術を開発するスタートアップ企業でウェイブ・テクノロジーズはソフトバンクグループがエヌビディアなどが1600億円を投資した。ウェイブ・テクノロジーズのアレックス・ケンドルはウェイブの強みは独自のAI技術で、主流だった高精度のセンサーや地図データに頼るのではなく、搭載したAIが人間と同じように判断を行う。アレックス・ケンドルは当時の孫正義の投資判断については、自分たちに巨額投資をする判断は驚くべきものだったと答え、以前は業界全体は今ほど自動運転技術にはAIが重要とは思われていなかったが、孫正義は強い確信をもっていたという。孫のすごさは揺るがない信念だという。
