大和工業が創立以来80年以上手がけているのが鉄道の分岐器。既存のレールを削って作るトングレールは先端部分がかなり薄く鋭くなっている。本線のレールと段差が出来ないよう密着することが求められ、その精度は±0.5mm。また、大和工業ではレールを枕木に固定するボルトも製作。今ではロボットによる自動化を進めて製作効率をアップしている。一方で人の手でしか作ることが出来ない製品もある。そこで行われているのが鋼板をバーナーによる加熱と水による冷却を何度も繰り返して曲面に仕上げていく「ぎょう鉄」と呼ばれる加工。この鉄板が使われるのは大型船の巨大な舵を支えるスタンフレーム。