家の思い出を記録する「お守りBOOK」。引っ越してきてから現在までの家族の記録から、家の間取りと思い出がまとめられている。製作しているのは宅建士で、家と家族の思い出を残す活動をしている鈴木さん。元々不動産会社で働いていた鈴木さん、その家だけではなく街の姿がどう変わったかも含めることがこだわりの1つ。これまでに製作したのは6冊。今鈴木さんが作っているのが、東京都在住の本橋さんのお宅。自身が動ける内に、亡くなった両親と共に住んだ家を解体することにした本橋さん。解体した跡地には、自身も移り住める共同住宅を建設予定だという。本の製作は、思い出をじっくり聞き、写真を選ぶことから始まる。家中を周りながら部屋ごとの思い出も細かく聞いていく。ヒアリングを数回にわたって行い、その家だけの1冊に仕上げていく。