まもなく就任式が行われる連邦議会前から中継。ワシントンは現在も厳しい寒さで就任式はおよそ40年ぶりに議事堂の中で行われる。トランプ氏は大統領就任後100本の大統領令に署名する異例のスタートを切ることになる。トランプ氏は1次政権の時の政権内部で対立を生んだことで自らのやりたい政策ができなかったという教訓がある。そこで今回は自らに忠誠を誓ったイエスマンで政権を固め周到に準備を進めてきた。ブレーキ役がいない中、米国の利益を最優先する政策を徹底的に進めてくるとみられる。2つ目は成果を急ぐ必要があること。現在は議会の上院も下院もトランプ氏の共和党が押さえていて政策を実現する基盤が整っている。トランプ氏は中間選挙までの2年間で成果を出して選挙に勝つため就任初日からフルスロットルで公約の実現を狙う方針。日本への影響については関税の引き上げと防衛費の増額を迫ってくる可能性はある。日本としては石破総理との首脳会談で日本側の考えを先手を打ってトランプ氏に直接、インプットする必要がある。トランプ氏は今回TikTokが大統領選で若者の支持を得ることに役立ったと理解すると一転して継続を認めた。トランプ氏は今は日本製鉄のUSスチールの買収計画に反対しているがトランプにメリットを正しく認識させることができれば事態を動かす可能性も見えてくると思われる。