かつて番組でも紹介したライフキネティック。脳神経学や運動学などから導き出された脳科学理論に基づいたトレーニングであり、脳を混乱させることで活性化させる。ドルトムント時代のクロップ監督が練習に取り入れ、クラブの黄金時代を築いたことで大きな話題に。Jリーグでもレノファ山口や大分トリニータなどが練習に取り入れ、講習会には多くのJクラブコーチが参加している。ライフキネティック ジャパンの中川慎司さんは、判断の速さ、判断の正確性、広い視野が把握できて初めて判断が入ってくるといい、頭の中もトレーニングすることで判断の質、速さ、全体を見るにつながると考えられていると語った。出された課題を記憶し瞬時に引き出すことで脳に刺激を与え、パフォーマンス向上に繋がる。2023年高校総体優勝の藤枝順心高校や高校野球の松商学園など多くのチームが練習に取り入れているという。池田義博は、体の動きから脳トレを行う発想だと語った。北澤は現役時代に、このゾーンに入ったときには自分の選択肢としてはこういうことがあるというのを100ぐらい並べてずっと書いていたなどと語っていた。