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「ヨタカ」 のテレビ露出情報

北海道・富良野の森に不思議な老人がいる。老人の名前は高橋延清さん。東大の名誉教授。作家・倉本聰さんとの出会いは9年前。倉本さんは老人とその目を通した森の姿を描いてみたいと思っていた。
富良野にある東大演習林の中継映像。東大演習林は日本最大の演習林だ。エゾマツやナラ等が生い茂っている。倉本聰は「住むと子供にかえったようで感動の連続だった。」等と朗読した。10年前、高橋延清は演習林の林長を務めた。仲間達が森に山小屋を建ててくれた。笹藪は高橋延清を悩ませた。今でも笹を見ると刈り取ってやりたくなる。
クマゲラ、ノスリなどが巣立ちの準備をしている。小鳥はエサを探しているが、シャクトリムシは高橋延清の手に避難した。高橋延清は大学教授ながら教壇に立ったこともなく、森を実験室として36年を過ごしてきた。
高橋延清は「現実から学ぶことに比べたら本は便利すぎる。科学も芸術もびっくりすることから始まる。だから最近は本を読まない。自分で見聞きしてとことん観察して最後の最後に本を開く。学ぶことって本来そうゆうものなんじゃないか」などと語る。
谷底に流れる沢はいつもは静かに流れていたが、富良野に台風が直撃すると濁流となり、老木たちをなぎ倒していった。この惨状に仲間とともに森を育ててきた高橋延清は涙を流した。台風はこの森最大で、高橋延清が師と仰いでいたエゾマツをもなぎ倒した。高橋延清によるとエゾマツは「大樹海の森は必ず蘇る」と話しかけてくれたという。
森は数百年という年月をかけて豊かに成長する力があり、老木の伐採で森の健康が保たれるという学説を高橋さんは説いてきた。原生林の奥には倒木の上に苔やきのこが芽吹いていて、エゾマツの用木もこの倒木上にしか根付かない。倒木の上に根付くことで栄養が増して高さもあるため光も届き、積雪から守ってくれる。高橋さんは動物との触れ合いを重視し、様々な事を学んだという。
北海道の冬の森は、壮大な展覧会場。春に生を受けた生き物達が意識を失い、その上に落ち葉が重ねられ雪が降る。ある日、雪の上を歩く一匹のクモを見た。どろ亀先生から「倉さん知っているかい、真冬でも生きているクモを発見した」と電話。「知っています。僕も見ました」と返すと、「そうか。知っとったか」とがっかりしたように電話を切った。森一筋のどろ亀さんも年を取り、過去を振り返り心に残るのは、一度も教壇に立たずさよなら講義すらしなかったこと。気持ちを察した富良野の人々がさよなら講義の機会を作った。どろ亀さんの授業は廃校になる小さな小学校で行われることになった。わずか5人だけの生徒を前に、森の豊かさ美しさを約2時間語りかけた。最後の言葉は「君たちが大人になるには20年。エゾマツは120年だよ」。
森の時間は人間に比べてゆっくりと進み、高橋さんは「森の時間に合わせて声を聞けば、必ず森の事が分かる」と話していた。高橋さんは「今度生まれ変わったら木になって、数百年森を見ていたい」と話した。

他にもこんな番組で紹介されています…

2026年5月25日放送 14:05 - 14:50 NHK総合
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