イチローさんは若い世代が厳しく叱ってもらえていないことを憂う様子を見せていた。指導をめぐる「2023年 上司と部下の意識調査」では上司から叱られた経験があると答えた人が30代は46.1％なのに対し、20代は24.8％と大きな差が見られたが、叱られることを歓迎する声は50代は7.1％なのに対し、20代は23.8％など若い世代ほど大きくなっていることも判明している。叱られたいと答えた人に理由を聞いてみると、自分の成長につながるが68.2％、自分を見てもらえる気がするが48.1％などとなっている。そして、上司に部下に熱量高く叱った経験があるかを聞いてみると、あるは34.7％・なしが64.3％となった。理由は時代と価値観が違うが40.0％、ハラスメントを気にしてしまうが30.9％などとなっていた。（ライボ/Job総研調べ）柳澤さんはイチローさんと同じ意見で、僕らの世代も怒られるのが当たり前だったが、ハラスメントを越えてしまう可能性もあり若者との向き合い方が難しい時代だとコメント。中室さんは学生を叱ることはしないものの課題は率直に指摘しないと期待を感じてもらえない、具体的に改善すべき内容を伝えることは心掛けていると紹介した。
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