公園で父親とサッカーをしている少年は、今年1月、詐欺被害を未然に防いだとして警察から感謝状を贈られた小学6年生の高橋海至くん(12歳)。「(父から)『すごいな』と褒め言葉をもらいました」と話す海至くんは、サッカーの練習の帰りにコンビニに立ち寄った際、不審な動きをする高齢者を見かけたという。海至くんは「パパ、電話しながらATMを操作している高齢者の方がいるよ。これってダメかな?」と父・秀知さんに相談。父・秀知さんは「それはよくないね、見に行こうか」と2人で確認しに行ったという。実は父・秀知さんは現役の警察官で、秀知さんが高齢者に代わって電話に出て「警察官だ」と名乗ったところで電話が切れ、詐欺を未然に防いだという。なぜ詐欺だと気づいたのか?海至くんは「以前、銀行に行った時に『電話しながらATMを操作しちゃダメですよ』というポスターがあった。それを見て『(これは)ダメかな?』と思って」と話す。父・秀知さんは、普段の親子の会話の中でも高齢者を狙った詐欺について話していたという。ファインプレーの息子について、父・秀知さんは「我が息子ながら大したものだと思う。(息子には)周りの方に思いやりを持って接して、自分自身で考えて責任を持って行動するように言っている」と話す。海至くんは「困っている人がいたら、すぐ助ける」と話す。海至くんの“アスヨク”ソング・Mrs.GREEN APPLE「ライラック」。