ラグーナ出版の営業部・さとるさん。この日は本の配達を行った。精神疾患を発症したのは32歳の時。さとるさんは会社を辞めた。そして1年後、ラグーナ出版にたどり着いた。当初は3時間ほど働けなかった。しかし4年が経ち勤務時間が伸び1人で配達を任されるようになった。2024年、建設会社に転職することが決まった。ラグーナ出版は心の病を抱えた人の社会復帰を目指す就労支援を目的とした出版会社。ラグーナ出版に通う最後の日、ラグーナ出版からの嬉しい旅立ちとなった。この日はシナプスの笑いの看板企画・投稿作品を決める。全国から寄せられた250点の応募作品の中から選んでいく。投稿した田中さん。15歳のときに統合失調症になった。精神科病院で過ごしている。社会との唯一の接点はシナプスの笑いへ投稿することだった。日本の精神科病床は約32万床。世界で最も多い。これは精神疾患の患者を病院の中で見ている現実。一方、世界の潮流は普段の暮らしの中で回復を待つ考えに変わりヨーロッパでは年々、各国が病床を減らしている。田中さんが病院の中で過ごした30年。
