トム・クルーズ主演で明治維新前後の日本を描いた「ラストサムライ」。多くの日本人俳優が起用されたこの作品に真田さんは並々ならぬ思いを抱いて参加したそうで「日本で俳優をやっていたときにはハリウッドにちゃんとした日本時代劇が撮れるのか?と疑問視をする側だった。ただもし誰かがこの役をやるのであれば不安を抱いている自分が飛び込んで正していけるんじゃないか、おかしいところはできるかぎり直していこうという思いで飛び込んだ。全作業が終わった時に各ポジションのチーフから食事に呼ばれて、「お前の情熱にこの業界に入った頃の情熱を思い起こさせてくれた」と乾杯した。胸が熱くなって今でも思い出すと熱くなる。洋の東西医壁があるとしたら自分の世代で壊せるのではと。2年後くらいに決まっていた仕事を全部終えてハリウッドの生活をスタートさせた。」などと話した。