米中が追加関税の大幅引き下げで合意したが、中国の習近平国家主席は北京で開かれた国際フォーラムの閣僚級会議で関税について言及し、「貿易戦争に勝者はいない」と述べ中南米諸国と運命共同体を構築していきたいなどと述べた。今年中国とCELACの会議は発足から10年を迎え、習主席は世界の分断を食い止めるために競合を深め民主的な国際関係を推進すべきだと述べた。そして中南米への投資を拡大する5つの計画を発表し、約1兆3000億円の融資枠の設定や、地域の5カ国をビザ免除とする方針、災害対策やサイバーセキュリティ、テロ対策、汚職や越境犯罪の対策での協力強化を打ち出した。