ラピダスの“3つの課題”は量産化、資金調達、顧客獲得。“2ナノ”相当の微細な半導体を量産化できるか。ナノメートルは1ミリメートルの100万分の1。これまで世界の企業が微細化を激しく競ってきた。2ナノは実際の大きさではなく性能を表すものになっていて、高い技術が求められる。先端半導体を開発・量産化するためには巨額な資金が必要になる。政府は出資も含め計2兆6000億円余を支援しており、ラピダスにとって政府は“筆頭株主”にあたる。高い技術があっても顧客を獲得できなければビジネスは成り立たない。半導体は日本の経済安全保障に関わる分野だけに、世界の市場で存在感を発揮できるかが今後の焦点になる。
