パレスチナ・ガザ地区のラファ検問所はエジプトとの境界に位置し、支援物資の搬入やけが人のガザ地区からの搬送など重要な役割を果たしていたが、今はイスラエル側が封鎖を続けている。イスラエル・ネタニヤフ首相とアメリカ・ウィトコフ特使との会談ではラファ検問所の開放とイスラエル人の人質の遺体の返還、ハマスの武装解除について話し合われた。一方、イスラエル政府内には人質の遺体の返還とハマスの武装解除より先に検問所を開放することについて対立があり、アメリカ側は検問所の開放が停戦の継続と長期的な和平の実現に必要だと捉えている。ウィトコフ特使は「ネタニヤフ首相との会談でガザ地区の和平に向けたトランプ大統領の計画の第2段階を中心に話し合った。アメリカとイスラエルは強固なパートナーシップのもとで計画を進めるべく協力しており、より広い地域の問題についても話し合った」と述べた。今後の対応について全ての地域の課題について引き続き協力していくことの重要性について合意したという。イスラエル政府の高官はアメリカ側で伝えられているのと違い、ラファ検問所の開放について決着はついておらず、イスラエル人の最後の人質の返還が先だとの立場を堅持していると述べている。ネタニヤフ首相が常に政府内の極右勢力に配慮しているが、アメリカから圧力を受けて一定の措置を取らざるを得ないとの印象付けを図っている。
