和金からは様々な品種が生まれている。ランチュウは背ビレがなく卵型の体が特徴。ランチュウのもとになったマルコは今はほとんどいないが、歌川国芳が描いた錦絵の中に描かれている。ランチュウの完成度が高く、マルコの需要が減少し生産されなくなったという。金魚の品種改良は気に入った特徴を持っている雄と雌を掛け合わせてそこだけ残していく。コブがあり紅白に黒が混じった模様が特徴の東錦の場合は丸みのある体型とコブを持つオランダシシガシラに三色デメキンを掛け合わせることで作られている。金魚は年に一回しか卵を産まないため、品種を固定するには数十年かかる作業だという。品種改良が盛んに行われ始めたのは江戸時代で、同時に江戸の庶民の間に園芸と同じように金魚を楽しむ文化が根付いていった。江戸時代は金魚をお盆や鉢に入れて上から鑑賞して楽しんだ。室町時代に伝わった当時、金魚は高価で大名や貴族の趣味だった。1800年以降、金魚ブームはピークを迎え、錦絵にも様子が描かれている。
