いまパリ五輪で撮影された1枚の写真が大きな感動をよんでいる。銀メダルを手にした中国人選手の右手には、スペインの国旗が描かれたピンバッジが。今月4日に行われたバドミントン女子シングルス準決勝。中国・何氷嬌選手とスペインのカロリーナ・マリン選手の対戦で、マリン選手が右ひざを負傷。サポーターをつけ、試合を再開も右ひざは限界を超えていた。ここで途中棄権となり、何氷嬌選手は決勝へ。翌日行われた決勝では、何氷嬌選手が韓国代表のアン・セヨン選手にストレート負けで、銀メダルとなった。表彰式で何氷嬌選手の右手には、スペインの国旗が描かれたピンバッジ。彼女のこの心遣いは、特にスペインのファンやメディアから称賛され、スペインオリンピック委員会もSNSを通じて彼女に謝意を示した。何氷嬌選手は「マリン選手が1日も早く良くなることを祈っています。彼女は前にもケガに打ち勝ったことがあります。コートに返ってくることを信じています。」などと話した。マリン選手は「私はこれほど多くの愛を受け取ったことはありません。」などとコメントした。