香港民間航空局は、旅客機内での携帯型充電器の使用や座席の上の棚に充電器を置くことが7日付けで禁止になったと発表した。香港国際空港の出発ロビーには機内の充電器の使用に関する新たな規制について知らせるボードが設置された。充電器を機内に持ち込む場合、座席の下に置くか座席前のポケットに収納しなければならない。航空会社の職員が乗客に詳細な説明をする様子も見られた。今回の規制の導入は3月に香港航空の便が座席の上の棚に収められた充電器が発火したため飛行中に火災に見舞われたのがきっかけとなった。最近ではリチウムイオンバッテリーを利用した自動追尾型のスーツケースの使用が増えているため、こうした荷物を預ける際にはバッテリーを外し手荷物に入れることを求める航空会社もある。自動追尾型のスーツケースを手荷物で機内に持ち込む場合、飛行中は電子機能を切らなければならない。また飛行中にこうしたスーツケースを充電することも禁止されている。