地球から約3億キロ離れた太陽系の小惑星ベンヌ。日本とアメリカの国際研究グループは、NASAの探査機が持ち帰った砂などのサンプルの内、約0.6gを分析し6種類の糖を検出。この内、リボースは遺伝情報を伝えるRNAを構成する分子で、グルコースは生命のエネルギー源となる分子として知られている。この小惑星のサンプルからは、これまでにタンパク質の材料になるアミノ酸や、DNAやRNAに使われる5種類の核酸塩基が検出されていたが、糖が検出されたのは初めて。一方で、こうした糖の一部は地球上に落下した隕石からも検出された例がある。研究グループは、宇宙に生命の材料となる物質が存在し、それらが隕石によって地球にもたらされたという仮説を強く裏付ける結果だとしている。
