米国のバイデン大統領が秋の大統領選挙の再選を断念し、選挙戦から撤退する考えを表明した。「選挙戦から退き大統領として残りの任期まっとうに集中することが最良」と綴っていて、詳細は今週後半に話すとしている。再選を目指しながら選挙選を撤退するのはジョンソン大統領以来56年ぶりの事となっている。カマラ・ハリス副大統領を推しているが、ハリス氏はこの指名を勝ち取るつもりだと話していて、クリントン元大統領夫妻やニューサム知事など有力者による支持もみられる。市民からはバイデン氏の撤退について、遅いとの声や安心したとの声が聞かれている。トランプ前大統領はバイデン氏を「史上最悪の大統領」と批判したうえで、「ハリス氏のほうがバイデン氏より倒しやすい」とも言及したとCNNテレビが報じている。岸田首相は日米同盟は我が国の外交・安全保障の基軸と言及し、ゼレンスキー大統領は自由のための戦いへの揺るぎないバイデン大統領の支援に謝意を示すとともに支援継続を呼びかけた。今後について専門家のアラン・リクトマン氏は来月の党大会までに民主党がハリス氏のもと団結できればまだ勝てるチャンスがあると言及している。