寒くなってきて欠かせない風呂だが、皆が困っているのは風呂上がり後の冷えである。実はこれは命に関わる非常に重要な問題である。早坂医師によると「ヒートショックで血圧が下がりすぎて、酷い立ちくらみを起こして転倒することが時々ある」などと話した。ヒートショックとは大きな気温の変化によって血圧が急激に上下し、心臓や血管の疾患が起こることである。寒暖差が激しい浴室周りでは特に注意が必要で、ガスメーカーが行った調査では41％の人がヒートショック予備軍と判定されている。早坂医師は「生活習慣病を放置している方や糖尿病や肥満・喫煙者も動脈硬化が進むリスクが高くヒートショックになりやすい」などと話した。対策として早坂医師は「脱衣所に暖房器具を置いたり、浴室には湯張りをする」などと話した。