高級ブランドにも地方離れの動き。ルイヴィトンが、茨城県内唯一の店を閉店することが明らかになった。茨城県の水戸駅から車で3分。110年以上の歴史を持つ、水戸京成百貨店の1階にあるルイヴィトン水戸京成店が今年の12月25日のクリスマスをもって閉店することが明らかになった。2006年、茨城県唯一のルイヴィトン直営店としてオープン。以来ここは、地元の百貨店の顔とも言える存在だった。現在、関東に22の直営店があるルイヴィトン。そのうち東京には15店舗と集中している。茨城からの撤退の理由について、流通アナリスト・渡辺広明さんは「一番の撤退理由は売り上げだと思う。なかなか売り上げがいかないとお店を維持できないことがあって、売り上げ減に繋がっている理由が人口減」と話す。地方都市では、高級ブランドだけでなく百貨店も苦戦している。7月には岐阜県唯一の百貨店だった岐阜高島屋が閉店。そして先月、青森の老舗百貨店・中三が経営破綻した。
住所: 茨城県水戸市泉町1-6-1