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「ルビー・ブリッジズ」 のテレビ露出情報

作家・クレヨンハウス主宰である落合恵子が「あなたは、守られていますか?」をテーマに講演を実施。落合は「子どもたちの戦争」の著者であるマリア・オーセイミがレバノンに取材に行った際、子どもたちに大きくなったら何になりたいか質問したら、子どもたちは大人になったら子ども時代を体験したいのだと話しており、それは彼らが生まれたときからずっと戦争であったためであるのだなどと語った。落合は「ルビーの一歩 私たちすべての問題/ルビー・ブリッジズ、訳:千葉茂樹(あすなろ書房)」を紹介し、少女ルビーは白人の学校に通って様々な迫害を受けながらも一人の教師と出会って学び続けたなどと伝えた。
落合は本「ママたちが言った/文:アリシア・D・ウィリアムズ、絵:ブリアナ・ムコディリ・ウチェンドゥ、訳:落合恵子」を再度紹介し、黒人の少年が主人公であり、少年は家族からフードのある服装は怪しまれるため着てはいけない、警官に呼び止められた際には携帯に手を伸ばす行為は拳銃を手にしたと勘違いされるため行ってはいけない、買い物の際にはポケットに手を突っ込んでは窃盗と勘違いされるなどと危険な行動を教え込まれており、それは現実世界で今でも子どもたちに大人が教え込んでいることなのだなどと語った。落合は詩人・石川逸子の言葉を伝え、遠くの出来事には美しく怒って見せるわたしたち日本人は眼の前にある差別には目を背け続けおり、一つの差別をなくすためには、眼の前にある問題にも向き合う必要があるのだなどと説いた。
落合は1945年にラテンアメリカ圏で初となるノーベル文学賞を受賞したガブリエラ・ミストラルの言葉「子どもは今を生きている、その子どもに明日まで待てと言えるだろうか」紹介し、私たち大人が今を生きる子どもたちに今何ができるのか、また未来の子どもたちに何を準備してあげることができるのか、それが必要な時を私たちが生きているのだなどと伝えた。

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