パティシエ・ショコラティエの辻口博啓さんは石川県七尾市出身で、能登半島地震直後から炊き出しやお菓子の配布など行い、支援を続けてきた。辻口さんが能登復興のために、フランス・パリで行われる「サロン・デュ・ショコラ」の品評会で能登の食材を使い、受賞を目指す。七尾市にある創業98年の老舗醤油店を訪れた。「もろみ」が入った木樽が奇跡的に被害を免れたため、醤油づくりを再開できたという。最初の素材は、地震に耐えた奇跡の醤油に決めた。七尾市にある辻口さん自身のスイーツ店も大きな被害に遭い、再開のメドは立っていない。辻口さんは高校時代の恩師・四柳嘉章さんから自分のルーツを大事にするということを教えてもらったそうだ。新たな食材を求め、穴水町にあるワイナリーを訪れた。今回、被害を免れたワインをチョコレートの材料にしたいと考えた。次に能登町にある創業155年の酒蔵を訪れた。酒蔵や商品に大きな被害が出たが、知り合いの酒造会社の協力で、1万5000リットルは無事に出荷できたそうだ。
素材を集めてから3週間後、辻口さんはコンテストに出品するチョコレートの最終チェックをしていた。試行錯誤の末、能登の素材で作った4粒のチョコレートが完成。ワインと能登のイチジクを合わせたもの、醤油と能登のふきのとうを合わせたもの、日本酒と能登ヒバと合わせたもの、能登柚子とハーブを合わせたチョコレートを用意した。先月30日から「サロン・デュ・ショコラ」が始まった。世界各国から集まった腕自慢のショコラティエの中で、能登復興を祈り作った辻口さんのチョコレートは審査の結果、最高評価のゴールドタブレットを獲得した。
素材を集めてから3週間後、辻口さんはコンテストに出品するチョコレートの最終チェックをしていた。試行錯誤の末、能登の素材で作った4粒のチョコレートが完成。ワインと能登のイチジクを合わせたもの、醤油と能登のふきのとうを合わせたもの、日本酒と能登ヒバと合わせたもの、能登柚子とハーブを合わせたチョコレートを用意した。先月30日から「サロン・デュ・ショコラ」が始まった。世界各国から集まった腕自慢のショコラティエの中で、能登復興を祈り作った辻口さんのチョコレートは審査の結果、最高評価のゴールドタブレットを獲得した。
URL: http://www.lcdh.jp/