2大会連続で五輪メダル獲得のロコ・ソラーレが、カーリングの世界最高峰の大会で日本勢対決に挑んだ。ミラノ・コルティナ五輪開幕まで、およそ1年。カナダで行われた“グランドスラム オブ カーリング”マスターズに北京五輪で銀メダルを獲得したロコ・ソラーレが登場した。この大会は、主に世界ランキング上位など16チームのみが出場できる“世界最高峰”の大会。日本からはロコ・ソラーレなど3チーム(ロコ・ソラーレ、北海道銀行、中部電力)が出場する中、迎えた予選の初戦、ロコ・ソラーレは同じ日本勢で平均年齢がおよそ22歳という北海道銀行との直接対決。この2チームは、来月の五輪代表選考会を兼ねた日本カーリング選手権の初戦で対決することが決まっていて、まさに日本代表を争うライバル関係にある。そんな一戦に臨んだロコ・ソラーレは2点を追う第6エンド、相手の赤のストーンを外に出せば最大3点を獲得し、逆転となるチャンスの場面。ロコ・ソラーレ・藤澤五月(33歳)のラストショットは相手の赤のストーンをはじき出すことができず、点数は1点で逆転とはならない。それでもロコソラーレは続く第7エンド、藤澤五月のショットは見事に円の中央へ。このエンドは、わずかな差でロコ・ソラーレが同点に追いつく。勝負の最終第8エンド、円の中心に近いのは黄色のストーンのロコ・ソラーレ。しかし、ここで北海道銀行の田畑百葉(22歳)がロコ・ソラーレのストーンを見事にはじき出し、5対3で北海道銀行が勝利。ロコ・ソラーレは初戦、黒星となった。