パリオリンピックで選手たちはわずかな差を競いしのぎを削っているが、勝敗の判断を支えるのは超高性能カメラやAIなどの最新技術。陸上男子100mの決勝戦ではほとんど同時にゴールを駆け抜けていく。掲示板には1位と2位が同タイムという表示。1000分の5秒差でアメリカのノア・ライルズ選手が金メダルを獲得した。この判定を可能にしたのがオメガの最新カメラ。オメガ タイミングのアラン・ゾブリストCEOは、1秒間に4万枚の写真を撮影できて、これまでの4倍の枚数だと説明。AIが活用されているのが飛込競技。事前にAIに競技の動きや直腸を学習させ、データの計算・3Dビジョンの作成などしている。パリ大会では他にもインテル・アリババが画像IOC分析や映像制作にAIを活用している他、IOCもSNSでの誹謗中傷をAIで監視している。オメガのレイナルド・アッシェリマン社長は、SNSが発達し多くの人がより多くの情報を必要としている、パリでも新技術をテストしている、ロサンゼルスでお披露目できるだろうとコメントしていた。