メジャーリーグ30球団の頂点を決めるワールドシリーズ。左肩を亜脱臼したドジャースの大谷翔平が、きょうの第3戦に1番・指名打者でスタメン出場すると発表された。ドジャースは、きょうの第3戦に向けて前日練習を行った。大谷選手の道具は用意されていたが、グラウンドに大谷選手の姿はなかった。大谷選手にアクシデントが起きたのはおとといの第2戦で、盗塁を試みた際に左肩を負傷。左肩の亜脱臼と診断されたが、きのう、ロバーツ監督は「すでに素振りはしているが、ティー打撃やケージでボールを打つことで(状態が)分かると思う。体の状態は本人がよくわかっていると思う。本人が十分いけると感じるなら、出場しない理由は見当たらない」と語った。ロバーツ監督によると、大谷選手はすでに精密検査を受け、きのうニューヨークに到着したという。ロサンゼルスより気温がかなり低いニューヨークで、ドジャースナインはニット帽などを着用し防寒対策。一方で中継ぎ投手のトライネンは、あまり防寒はせずに大谷選手のTシャツを着用して練習に参加した。勝てばワールドシリーズ制覇に王手がかかる第3戦。現地のドジャースファンは「大谷が戻ってくるというニュースを待っている。バットを振っても痛くなかったら、もとろん試合に出てほしい」と話す。一方、ヤンキースファンも「大谷は、とんでもないバッター。だからシリーズに影響を与える。私たちは彼にケガをしてほしくないし、フルメンバーのドジャースに勝ちたい。健康であってほしい」と話す。そして先ほど、きょうの第3戦に大谷翔平が1番・指名打者でスタメン出場すると発表された。