トランプ大統領は25日アメリカ政府がサウジアラビアでロシア、ウクライナ双方の代表団との協議について「深い話し合いができていてとても上手くいっている」と手応えを示した。ホワイトハウスによると協議では黒海での安全な航行確保のためロシア、ウクライナと合意、武力行使の禁止、軍事目的での商船使用を禁止。ロシア大統領府はロシア農業銀行など食品や肥料の輸出に関わる金融機関や業者、船舶への制裁解除を条件付けた。ゼレンスキー大統領は「ロシアはすでに合意をねじ曲げようとしている」と非難し、合意は「アメリカが声明を発表した時点で有効だと考える」とのべ即時に発効するとの考えを示した。さらに「正しい決断だがうまくいくかを判断するのは時期尚早だ」と慎重な姿勢を見せ、「ロシアが合意に違反すればアメリカに制裁措置や武器の供与を求める」とのべロシア側を牽制した。