おととい都内のクリニックでは、ベッドの上でぐったりする女性は感染性胃腸炎で脱水症状と診断され点滴を打っていた。国立健康危機管理研究機構によると、先月27日までの1週間に報告された感染性胃腸炎の患者数は1医療機関あたり8.39人で、同じ時期で比べると過去10年で最多となっている。原因の一つとなっているのがロタウイルスで、感染すると激しい下痢や白い便が特徴。宮城県の小学校では児童ら116人が下痢・嘔吐・発熱の症状を訴えており、保健所はロタウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生とみて調べている。寒暖差の他にも遺伝子変異をして免疫力が届きにくい存在になり感染が広がりやすい状況があるという。