熊本の醤油メーカー・フンドーダイは1869年創業。生揚げ醤油から作る伝統の製法を守り続けている。生揚げから作っているメーカーは全体の2割ほど。近年の減塩志向などから醤油の1人あたりの年間購入量は、この50年で4分の1にまで減少。フンドーダイの経営状況も悪化していたが、元証券マンの山村社長が透明醤油をヒットさせて危機を作った。真空の中で生揚げを低温で沸騰させ、それを企業秘密の技術で2つの液体に分ける。1つは黒い醤油で、もう1つが透明の液体になる。透明醤油を使って、フンドーダイでは透明なみたらし団子や透明なポテトチップスも作った。「FOODEX JAPAN 2025」では、透明醤油が泡になって出る新商品が話題をさらった。
住所: 熊本県合志市須屋2664-1