帝国データバンクによると、家庭用を中心とした9月の飲食料品の値上げは1422品目に上る。調味料や冷凍食品の値上げが多数となった他、アイスクリームなど冷菓製品はロッテ・森永乳業・明治などが9月出荷分から一斉に値上げする。また10月は3000品目を超える見通しで、年間では2年ぶりに2万品目を超えることになる。原材料の高騰だけでなく光熱費や人件費など様々なコストの上昇が要因だという。帝国データバンクは今後も最低賃金の引き上げなどから恒常的なコストの増加が見込まれるため、食品の値上げは長期にわたって続く可能性が高いとしている。