バングラデシュ南東部にあるコックスバザール。町の中心部から車で2時間、見えてきたのは周りを策で囲われた“世界最大の難民キャンプ”。道の両脇には竹で組んだ露店が立ち並んでいた。世界で最も迫害された民族“ロヒンギャ”。かつては隣国ミャンマーで少数民族として暮らしていたが、民族間の対立などから国籍を奪われ。2017年にはミャンマー軍などからの武力弾圧で数万人が死亡。多くのロヒンギャが国境を越え、バングラデシュに逃れてきた。今も110万人以上が外に出ることも働くことも許されず、キャンプの中で8年がすぎている。このキャンプで暮らすハレダさん28歳、12畳ほどの仮設住宅で夫と子どもたちと6人で暮らしている。石の床にゴザを敷き川の字になり寝ているという。ミャンマーからここまでたどり着いたのは2017年のこと、当時生後6か月だった長女はこのキャンプで8回目の誕生日を迎えここで生まれた兄弟3人は外の世界を知らない。毎月ハレダさんが訪れるという場所についていくと、そこは国連が運営する食料の配給所だった。ひと月に受け取ることが出来るのは1人12ドル、必要な食料は自分で選ぶ。この日は、魚や鶏など生鮮食品を調達、家族6人1か月分の食べ物を持ち帰った。支援の上に成り立つ毎日、先の見通しも立たないなか時間だけがすぎていく日々。
1年半前、ある転機が訪れる。縫製工場にハレダさんの姿があった、作っていたのはキャンプで配布されている生理用の布ナプキン。この工場は、ユニクロなどを展開するファーストリテイリングが自立支援の一環として3年前に始めたもの。目的の1つは女性たちが縫製のスキルを習得すること、さらに働くことが許されていないロヒンギャ難民でも有償のボランティアとして収入を得ることが出来る。工場と出会いハレダさんは、子どもに本を買えるようにもなったという。少しずつ感じる自立の喜び。この3年で縫製工場は5か所まで増えたという。さらに今月からは、難民が建設スキルを学べるプロジェクトも支援。
1年半前、ある転機が訪れる。縫製工場にハレダさんの姿があった、作っていたのはキャンプで配布されている生理用の布ナプキン。この工場は、ユニクロなどを展開するファーストリテイリングが自立支援の一環として3年前に始めたもの。目的の1つは女性たちが縫製のスキルを習得すること、さらに働くことが許されていないロヒンギャ難民でも有償のボランティアとして収入を得ることが出来る。工場と出会いハレダさんは、子どもに本を買えるようにもなったという。少しずつ感じる自立の喜び。この3年で縫製工場は5か所まで増えたという。さらに今月からは、難民が建設スキルを学べるプロジェクトも支援。
