ワタガシペアの13年の歴史を振り返る。始まりは中学時代。東野が3年、渡辺は2年の時、余り者同士で結成した急造ペアだったが、初めて出場した国際大会で3位に。その後2人は高校、社会人と共に歩んでいく。しかし、ペア継続は一筋縄ではいかない。1年先輩の東野が先に高校卒業後日本ユニシスに入社し、渡辺を待っていたが、誘っても断られていたという。それでも渡辺も日本ユニシス入り。決め手は「先輩とオリンピックで金メダルを獲りたい」ということだったという。その頃、他の種目では専任コーチによる強化が進み、女子シングルスや女子ダブルスではメダル獲得など活躍。しかし、混合ダブルスは不遇の時代を過ごしていた。そんな中、2018年混合ダブルスの専任コーチとして彰平されたのがジェレミー・ガン。就任当時、2人について「ゲームプランを持たず、ただ速かった」などと話していた。