小田選手は三木拓也選手とともに臨んだ男子ダブルスでは決勝でアルフィー・ヒューエット選手とゴードン・リード選手のイギリスペアに敗れていた。小田選手は幼少期はサッカーに打ち込んでいたが、9歳の時に骨肉腫をわずらい左足に障がいを抱える中で新たな選択肢として車いすテニスに打ち込んだ。国枝さんがロンドンパラリンピックを制するのを見ると、これにあこがれを抱き2024年に金メダルを獲得することを目標に掲げた。お菓子を食べないこと・土日は5~7時間練習することなどを記すとともに、夢の1つには「国枝さんを超える」との文言が見られた。2024年の全豪・全仏などを制して臨んだパラリンピック決勝はダブルスで敗れたヒューエット選手で、第1セットからサービスエースを奪うと、試合は1-1で第3セットへ。一時はゲームカウント3-5と追い詰められたが、ここから4ゲームを練習しての勝利となった。喜びのあまり車輪を外して倒れ込む様子を見せ、ヒューエット選手だけでなく憧れの国枝さんからも祝福を受けていた。2024年に金メダルを獲得したいとの思いが湧き上がったのは2016年のリオパラリンピックでヒューエット選手が18歳にして銀メダルを獲得した事があるとも話している。