ローン・オフェンダーは特定の組織に属さず人知れず過激化してテロや凶悪犯罪を起こす個人のことで国内でもおととし安倍元総理大臣が銃撃されて死亡した事件など治安上の大きな脅威になっている。こうした中、警視庁が来年度組織改編を行いローン・オフェンダーの捜査や対策に専従であたる課を公安部に新設する方針を固めたことが関係者への取材で分かった。警察の各部門が得た不審者にまつわる情報を集約して捜査の司令塔としての役割を果たすほか危険物の購入に関わる情報などへの警戒も強化する。ローン・オフェンダー対策専門の部署が警察にできるのは全国で初めて。