パリ五輪で日本中を盛り上げたバスケットボール日本代表・河村勇輝。河村勇輝は今、バスケの最高峰、米国・NBAに挑戦している。テネシー州メンフィスが本拠地のグリズリーズに所属。日本人として4人目のNBAプレーヤーとなり、活躍が期待されている。現地6日に行われた6試合目、河村勇輝はフリースローを獲得し、NBAでの初得点を決めた。その2日後、実況もチームメートも大興奮のノールックパスで、ダンクシュートを演出した。さらにこの日は3ポイントシュートを決め、これが初めてのフィールドゴールとなった。実力を見せつけるプレーで本場のファンを魅了した河村勇輝だが、これより前から観客はすでに河村勇輝の虜になっていた。
ホーム開幕戦となった先月26日、出場機会がないまま、試合時間が残り3分ほどになったとき、観客から河村勇輝の出場を求める大合唱が沸き起こった。シーズン開幕直後にもかかわらず、人気を集めているのには理由があった。先月初め、チームの公開練習で突如始まった「ユウキコール」に乗せられた河村勇輝が、コートの真ん中で動き始めた。この動きが観客の心を掴んだという。